UBARSOLDIER

公式
英語版デモ(4gamer)

推奨動作環境

CPU P4 3.2GHz
Mem 1GB
VGA ゲフォ6800Ultra
ラデ800 256MBクラス
サウンドカード推奨

開発元・Burut Creative Team(露)
発売元・CDV(独)

 

第二次大戦系ゲームだが、主人公はドイツ軍兵士で、死亡後にドイツが行っていたオカルト関係の研究により「究極の兵士」として復活させられてしまう。しかし主人公は脱走し、レジスタンスと共にナチスドイツへの復讐を誓うと言うストーリー。デモ中にはほかに研究で作られたゾンビのような敵も登場する。(あまりゾンビっぽくないが公式ページではゾンビと言っている)

ナチスドイツが戦前戦中にいたってオカルト関係の研究を行っていたのは有名な話で、ナチが政権を掌握して以来(第二次大戦前から)国民にオカルト関係の本を出版させないようにしたり国家でオカルト関係の統括を行っていた。歴史家の中にはヒトラーの人心掌握をオカルトと結びつける人もいる位で、こう言った要素からゲームを作ると言う試みはReturn to Castle Wolfenstein(RtCW、名作といわれる)のように以前からあったから、真新しい事でもない。

開発元はロシアのメーカーだが、このメーカーに関してあまり詳しいことは良く分からない。2004年にKreedと言うゲームをリリースしているそうだが、そのタイトルに関しても良く知らないので、あまり売れなかった作品だと言う様に思われる。名作だったら知らないはずないしなあ・・・

価格は29.99ドルと言う低価格帯を予定しているが、ゲーム内容を考えると低価格帯で無ければ売れないのでは?と言う声が強い。もちろん日本での発売予定はないので、輸入版を買うことになりそうだが、価格はおそらく3400〜3980円前後でないかと想像される。

 

 

 

◎動作環境とグラフィック

一見すると動作環境が異様に高いように思われる。っが実際それ以下の環境でプレイしても全く問題ない。「推奨」動作環境の基準はメーカーによって違うが、このメーカーの場合「高画質でかつ快適にプレイ出来るスペック」とみなしている物と思われる。

グラフィックはなかなか。中でもエフェクトの質は評価されており炎が燃えることによる周囲の空気の歪みなども表現されており好印象。グラフィックの割りには動作は軽いと言った印象すら受ける。

なお、ガスボンベの爆発は逸品w

 

 

◎ゲーム全般と特徴

・武器は右クリックでアイアンサイトモードに出来る
・しゃがみ有り、伏せなし
・武器の発射モード切替は不可
・歩きスピードは早いが、Sprint(ダッシュ)はなし
・メレーアタック(ナイフ)はボタンと同時に抜刀〜攻撃するタイプで、常に出しっぱなしには出来ない。
・ダメージを受ける場面が多いが、ヘルスパックを頻繁に入手出来る
究極の兵士であるプレイヤーは前面にシールドを展開する特殊能力を持つ

 

デモ版はドイツ軍の研究施設に潜入すると言う話で、後半からはレジスタンスと共に行動する事になる。
操作、内容共にフツーのFPSゲームって感じがしてあまり特徴がないというのが正直な所だが、数少ない特徴としてプレイヤーは一定時間前面にシールドを張る事が可能。シールドを展開すると敵の弾を受け止める。(っがはじき返すことは出来ない。なんで?)受け止めた弾丸を敵に接触させる事で敵にダメージを与えられる。

但し、シールド本体に敵を食い止めたり、ダメージを与えたりする能力はない。その上シールド展開中は自分が撃った弾も受け止めてしまうと言うデメリットもあり。

 

シールド能力自体は面白いと思うのだが弾きかえせないのはどうかと。ゲームバランスを崩すとかからかな?

シールドは画面左下に青いバーがあり、そのバーが持続時間を表しているが、短時間に3人の敵にヘッドショットすると飛躍的にゲージが回復する。ほかにも回復する状況があるようだが詳しくは不明。おそらく一定地点に到達すると同じく一定量回復するとかそんな感じ?

また、同様に3人の敵を短時間にナイフ(=メレーアタック)で仕留めればヘルスの最大値を僅かながら上昇させることができる。

 

銃器のディティールは結構良く、一部の銃器は全弾発射後のリロードモーションと全弾発射前のリロードモーションが異なっている。
実際の世界でもそうだが、例えばMP40なら全弾打ちつくす前はボルトが後退状態なのでマガジン(弾倉)を換えるだけで良いのだが全弾撃ちつくすとボルトは前進状態なのでマガジンを換えてからボルトを引く動作が追加される。その辺が再現されている。もっとも、これにしても既に多くのゲームで採用されている要素なので真新しいと言うほどでもないのだが・・・

右クリックで照準視点(アイアンサイト)に切り替えられるがアイアンサイトに切り替えてもあまり意味がないように思われる。ゲームによってはアイアンサイトに切り替える事で命中率を飛躍的にあげることができものもあるのだが、少なくともデモをプレイした感想では接近戦が多い関係からか、アイアンサイトの必要性を感じなかった。ちなみにアイアンサイト無しでもヘッドショットを決めることが出来る。

武器の精度は全体的に高く、当てるのに苦労しない部類だが、アイアンサイトはあまり関係ないと思ったのはよしとして移動中に射撃するとかなり命中精度は低下するようである。

 

 

鉄兜の裏側など、小物の再現度も高く、評価できるポイントだが全体的にマップ上にあるオブジェクトが少なくて寂しいように思われる。
また、物理エンジンが導入されておりオブジェクトを撃つと転がったり、破壊したりすることが可能。(ゲームの進展上あまり意味はないがないとマイナスポイントとして評価される傾向にある)

 

 

 

 

 

どちらかというとグラフィックの話になるが、オブジェクト間での陰影の表現が多少悪い所もある。うす暗い部屋なのに妙にポスターだけが明るかったりしたり、ドアのラベルが妙にテカテカしたりと一度気になるとかなり不整合性を感じてしまう。話は変わるが、敵のドイツ軍兵士がドイツ語を喋らないというのもかなりマイナスポイント。あまり気にしない人も多いと思うがCall of Dutyなど敵がドイツ語を喋るゲームをプレイし馴れていると気になってしょうがない。

 

 

◎AI

必ず定位置で飛び出してくるAIなど、スクリプトで組まれた敵も多いのだが、逃げると追いかけてくるとか、味方と連携するとかダイナミック要素が少なく目の前に遮蔽物があるのに攻撃してくる敵も多い。また、オブジェクトが少なく寂しいと書いたが、そのマップ上の要素もあって隠れるといった事をあまりしない(プレイヤーに関しても同様で隠れる場所があまりない)のは問題。評価は中の下と言った所だろう。

AIの質はリプレイ性にも関係する要素なのでこれは大きなマイナスポイントだと考える。

 

 

◎サウンド

あまり評価できるポイントはなく、むしろしょぼいと言う印象。銃器の発射音にしても迫力がなく、「ゲームをしている」事に対する爽快感があまり感じられない。3Dの定位感は良好だと言う話なのでそこはプラスポイントか・・・

 

◎全体評価

「目ぼしい点がない」のが大きな問題。敵の配置もほとんど一定だし、マップに攻略要素が少なくほぼ一本道(デモを体験した限りでは)なのでリプレイ性に乏しく、低価格帯を狙っても成功するかどうか微妙である。

それ以前に大きな問題として、「このゲームを買いたいと思うかどうか」と言う問いに対して、「買いたい」と思う要素がない。安い、グラフィックが綺麗 と言う点に対しても他のマイナスポイントを差し引くと色褪せてしまう。今の自分の優先度からすると、中古で安かったら購入、クリアしたら速攻売るといったレベル。感覚的にも「このゲームを買う」と言う状況が想像しにくい。時間があればやりたいゲームは他に沢山あるので・・・どっち付かずな所が最大のマイナスポイントと言えるだろう。

 

購入確率・・・20%